情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2022年4月4日

今日はほとんど定時で帰ってきたよ!やること終わってないけどまあ、いいか。

 

昨晩、友達と話した内容を記録として書いておこうと思ってブログを開きました。

私たち26歳なので、身の回りには子供がいることもいて子連れで遊ぶことも増えてきた。(私は友達が少ないからまだ経験ないけど…)子供が場にいるとどうなるかというと、女同士の下品な無茶な遊び方が出来ない。独身側からすると悲しいことなのよね。遊ぶために仕事頑張ってお休みを調整してきたのに、どこかに出かけることもなく家でだらだらして終わってガッカリしちゃうことも。子供が場にいると話は子供のことばかり。そういうことが積み重なってだんだんと子供のいる人とは遊ばなくなって、子供がいる人は子供がいる人と会うようになる。それがお互いに楽なんだろうと思う。ずっと仲良くてバカやってた友達も母親になって落ち着いちゃって「ああ、変わっちゃったな」とか思っちゃう。当然のことなのだけど、寂しい。

周りの同年代の女性は当然のように自分はいつか子供を持つと思っていて、子供を持つか悩むことさえない。この時点で、全然違う人間なんだなとか感じてしまう。この「あ、ちがうんだ」という感覚にどうしようもなく孤独を感じる。女として生まれたからには赤ん坊をこの腕に抱くのが最大の幸福なんだって疑うことなく思えるみんなのことが羨ましさと同時に怖さもある。見てきた世界が違うのか、私が”おかしい”のか。

私にはさらに「結婚」の問題もある。周りの友達が結婚する選択を選び始める中で、私は「結婚しない」選択をした。してしまった。結婚というのは、子供を産むのと違っていつでも出来るから、今の恋人と別れたらすぐに他の誰かと結婚する可能性もあるけど、でも、今の私は「結婚しない」選択をしたのは事実で、あまり他の人とどうにかなりたいとも思わない。

そうなると、知り合いが結婚するたびに寂しい思いをする。また、私と同じ立場の人が居なくなっちゃった。私みたいな人は世の中にはたくさんいると頭で分かっていても、実際の知り合いには居ないわけで、まあ、時にはなんだか、爪のささくれみたいにチクリと胸が痛むこともある。

結婚も出産もすごく素晴らしいことだと思う。それを望んで選択して実現した友人たちのことは本当に祝福している。同時に寂しく思う。両立しうる感覚。

だから、あえて「結婚しない」選択した私が間違っていないと自分に言い聞かせるように、そして周りに知ってもらうためにやたら恋人とイチャイチャしている様子をSNSにあげちゃったりしちゃうの。結婚も出産もない人生もすごく良いものだよって言いたいがために。私は本当に心から恋人のことが好きなんだけど、SNSに恋人の様子をあげるときは、そんな邪念が混じっている。私はすごく幸せですってみんなに知ってもらわないと不安になる。自分たちがどんなに素敵な関係で、だれもが羨むようなカップルなのか、みんなに証明し続けないといけない。そんな気持ちになってしまうのだ。

これは私がまだまだ弱い証でしかないけれど、年齢的にしょうがないよね。早く40とか60とかになって、本当の意味で二人だけの関係に、二人だけの時間に、だれかの承認を得ることなく幸福に思える自分になりたい。です。

昨日、こんな話をしたら友達に「私はあなたたちカップルのことがすごく好きだけどな。二人の間だけで流れてる時間があっていいよね」って言ってくれた。このことを分かってくれている友人がひとり居るだけで、もう本当に救われる気持ちだ。世間の常識とかよりも、私たちの関係性を見て「いいね」って言ってくれる。

 

それと、私が「結婚しない」選択をした裏返しで出てきてしまったあまり良くない考えなのだけど、ふんわりと結婚したい、子供が欲しいと言っている人が誰かと会うこともなくぼんやりしているのが不思議で仕方がない。したいなら、すればいいのに。ちょっと苛立つ。頑張って出来ないことはあっても、頑張ってもないのにうわごとのようにそう言っている人がむかつく。こういう考え方が出てしまうのも、やっぱり自分の関係性にあと一歩自信がないからなのかな。そういうネガティブな部分もあるよ、人間だもの。

 

あれかな、やっぱり結婚式みたいな、みんなから私たちを祝福してもらえる機会がないから、常に小さな祝福がほしいのかもしれない。大きなダイヤの指輪は要らないけど、道端に咲いてるタンポポを結んで作った指輪は欲しい。そういう気持ちです。私たちが主人公になる瞬間は訪れないけど、ちゃんとここにいるからね。

 

結婚する人たちには理解してもらえないのかも。こんな孤独も、こんな喜びも。だって、結婚すればいいじゃんって話じゃんね。わかるわかる。おセンチな詩情に耽るくらいは許されたいよ。