情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2021年8月15日

夏休みが終わってしまった。今年は変な夏休みの取り方をした。まず、オリンピックの開会式の都合で祝日がずれて4連休が発生し、4連休の週の翌々週に誕生日があったため、有給を使用してまた4連休を生成し、そして今週は会社のお盆休みで特別休暇2日分あったため、4連休が誕生した。学生のように連続した休みを取れたわけではないが、なんだかんだ休みまくっており、そのたびに休日を十分に満喫したと思う。

しかし、私の休日の過ごし方はいつもほとんど変わらない。映画を観る、本を読む、シーシャを吸う、あとは気まぐれで古書店へ行く、昼寝をする、掃除をする。
お金を貯めて行ってみたい観光地があることにはあるし、洋服が好きなのでショッピングは最高で、友だちに会って話すのも大好きだけど、結局前述した映画を観るか、本を読むか、シーシャを吸えればそれで満足なのである。

特に今週の4連休は素晴らしかった。
1日目、ずっとサボっていた家の掃除をした。夏みかんを使ったパフェを作って食べた。新宿へ行き、気になっていた映画を観た。
2日目、詩を精読した。ジムに行って自分を追い込んだ。コメディ映画を観た。
3日目、お昼に起きてストレッチをした。スーパーで一週間分の食材を購入。恋人とシーシャ屋へ行き、本を読んだ。店員さんに教えてもらった漫画が面白かった。作ってみたかった料理を作った。『傘と包帯』が公開された。
4日目、朝からずっと本を読んで過ごした。雨がひどくて家を出る気にならなかったのもよかった。低気圧に負けて昼寝。近所にある銭湯に行き、満喫。寒いので夜ご飯にシチューを作った。
本を読んだり、自分の時間があることもよいのだが、朝起きて同居している恋人のために家事をするのが楽しかった。朝食や、昼食、お皿を洗ったり、シーシャを作ったり(!)。私がすべての家事をやったわけではないが、誰かのためにやる家事は自分ひとりのためよりずっと楽しい。(※私に時間の余裕があるときのみ!わがままね)私が家事をやることで、恋人がのびのび過ごしていると嬉しいのだ。主婦適性がありすぎるなと思う休日だった。
休日が楽しいと、毎回仕事が心の底から嫌になる。明日の会社が本当に嫌で、泣いてしまった。誰よりも嫌がっている。今、このアパートに住んでいる人の中で最も明日の労働を嫌がっている。思い返すと、1年目2年目はまだやりがいや楽しさを見つけられていたと思う。でも、3年目に入ってから何も楽しかったと言える出来事がない。毎朝どうにかして映画館に逃げ込めないかとそればっかり考えている。今の会社に残留した方が良い理由はいくらでもあるのだが、楽しくないの1点で全部パーになる、私はそういう人間なのでした。当たり障りのなく生きていくのなら、会社員をつづけた方が良いに決まっているのだけど……。今の会社を辞めたところで、家賃を払うために何かはしなくちゃいけないわけで、結局同じことの繰り返しに違いないわけで、わけで、わけで、、、。ずっとこれをぐるぐるし続けるのがしんどい。