情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2021年8月16日

今日は散々な1日だった!という書き出しでブログを書く予定だったのだが、あまり散々な出来事が思い浮かばない、終わり良ければ総て良しなのだ。せっくすしてよかったです。おしまい。

 

……今日は会社で使っているパソコンが突然ログインできなくなって、いろいろ試したりシステム担当に相談したが治らないのでパソコン初期化することになった。作りかけの重要な資料などは特になく、必要なデータはクラウドに置いてあるのでショックはあまりないが、ローカルに保存していた個人的なメモ(会議メモや考え事メモ、独り言メモ)が消えてしまった。さようなら、私の2年半。

久し振りに会社に行ったら、ちょっとおもしろかった。やっぱり人間がいるとおもしろいことがある。まず、チームに配属された新卒の子と話した。かわいかった。同期とチャットして業務に関する内容とはいえ、久しぶりだったから嬉しかった。あと、私の席の後ろで、愚痴を言ってる人がいて、盗み聞きした。それと、普段喋らない人とちょっとだけ喋って新鮮だった。他チームの人がごちゃごちゃ仕事やってて笑えた。それに、ある人の仕事に問題が生じている噂話を聞いて、きっとうつ病なんだろうなと推測して同情した。

 

朝からお昼にかけては気分がうんざりして仕事を辞めよう、12月末で辞めよう、絶対この会社で2022年を迎えないぞと思っていた。その気持ちを変えたわけではないけれど、まあもう少しやってやるか、という気持ちになった。

 

家に帰ってきたら、私が着ようと思って出して、結局着ないでベッドに放り出しておいたキャミソールを私のぬいぐるみが勝手に着ていてびっくりした。

 

歩きながら考えたのは、アフガニスタンのこと。私はアフガニスタンについてほとんど何も知らないと言っていい。今、アフガニスタンで何が起きているのか。知らないといけないと感じた。
そんな風に感じたのは、昨日読んだ本のおかげである。『天使の記憶』という本は、恋愛小説の顔をした、戦争と暴力の話であった。WW2の頃の残虐な記憶と目の前に起きているアルジェリア戦争の悲惨さが、主人公らの恋愛を通して描かれていく、なんともすごい小説なのだ。読了後、大きくため息をついてしまった。やはり、最後の夫が子供を殺めるシーンが強く物語を響かせて完成させており、見事としか言いようがない。私はあまり歴史や国際情勢に詳しくない。『天使の記憶』を読解するにも、知識不足だったと思う。それでも物語の中で戦争を見て、「なぜ人はいつまでも無垢でいられないのか」という小説の主題を感じずにはいられなかった。遠い海の先の大陸の話ではなく、肌に触れるほど近い隣人の苦しみとして、世界で繰り広げられてきて、そして今もなお続く、屍で敷き詰められ、血で塗りたくられた”今日”を感じ取れる。
だから、アフガニスタンのことも知らないといけない。世界を知らないといけない。

朝目が覚めて、さて今日は何して遊ぼうかなと考え始める夏休みの子どもで、一生を過せたらいいのに。

 

杉並区がワクチンの予約をさせてくれない!おこっている!!こんなにワクチン打ちたいのに!!