情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2020年7月13日

こんばんは、だんごちゃんです。お昼寝したせいで眠れないよ。それともアイスコーヒー飲んだせいかな。

 

日曜日の夜が苦手になってしまった。眠ったらまた仕事の1週間が始まってしまうと思うと、眠る気になれない。逃げ出したくなる。お酒でもセックスでもなんでもいいけど、そういうので時間をうやむやにしないと寝られない。

それでも無理やりベッドで目を閉じていた。私はなぜか20歳の頃を思い出した。

友だちと渋谷のクラブに行った。私は一人のスーツを着た男に絡まれた。垂れ目で顔がタイプだった。すでに彼は酔っ払っていた。一緒に踊った。彼は私に顔を近づけた。キスをした。そのまま友だちを置いて円山町にあるラブホテルへ向かった。彼は私に年齢を聞いた。20歳ですと答えると、「若いね。肌もすべすべだ」と言った。彼は30歳だった。

私は1か月もしないうちに25歳になる。もうあの男に「若いね」とは言われないだろう。

 

窓を開けていたら、雨が入ってきて私の頬が濡れた。窓を閉めたくて彼の腕を解こうとしたけれど、彼は私を放さなかった。「ごめん、雨が降ってきたみたい」と伝えると手を退けてくれた。窓を閉めて彼の方へ体を向けたときには、彼は眠っていた。

 

彼は子どもみたいに私を抱き締めて安心したように眠る。

 

今日観た映画で、パーティのシーンがあり、大きな音楽に薄暗い照明でクラブのような雰囲気で、主人公がそこで出会った男とセックスをした。苦しそうだった。だから、自分の20歳の頃を思い出したのかもしれない。

 

窓の外を見た。そのときはまだ雨は降っていなかった。22時を過ぎたのに、空がやけに明るくて赤くて不自然に思えた。住宅地。人の家しか見えない。

 

映画に触発されたのか、妙にしたくなってしまい、恋人に打ち明けるも彼はもう眠たくて、半分眠っていて、にこにこしてキスをしてくれた、私を抱き枕にするけど、それでは私は欲情するばかりで、「あっち向いてて」と彼に言った。彼の背中にくっついて自慰をした。

 

彼にテトリスを教わり、少し上手になった。

 

明日は急な仕事が入り、朝から会社へ行かなくてはならなくなってしまった。久し振りにテレワークできるはずだったのに。だんだん私は会社の「身内」の人になってきた。数日前にそのことに気付いて、吐き気がした。どうしようかと思った。怖くなった。飲み込まれてる。社用携帯をチェックするのがやめられない。転職したいってずっと言ってたのに、全然する気ないみたい。

 

みんな少なからず忘れたい思い出や、嫌な記憶が染みついた土地なんかがあると思う。私にとっては東京のラブホテル街がそうだ。新宿も池袋も渋谷もそれぞれに苦い思い出があり、近くを通り過ぎるだけでなんとも言えないどんよりとした最低な気持ちになるけど、そんなの全部ネタにして笑うしかないよね。良い思い出もあったよ。特に新宿は。私はラブホテルが大好きだ。

 

眠るのが怖いよ。ツイキャスでもしようかな。