情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2017年10月9日

頭が痛いから早く寝たほうがいい。呪いを解くことに時間をかける人生になってしまいそうで恐ろしい。幼い頃に拾い忘れた宝物を回収するように今日はセボンスターを初めて買った。そうしている間にどんどん周りは前進して、私を置いていく。周囲に比較対象が居ないと毎日が楽しく、心穏やかである。理解者がいないと寂しい。いくつかの心の矛盾を認めて、望む方向へ歩いていくしかない。肌が求めている事実を、求めているのだねとただ笑って撫でてあげる。長く脳を支配し続ける幻影をどうにか記録し閉じ込めて、日常と切り離してあげたいのだ。生活する上で邪魔となる欲求は、虐げるのではなく住むべき場所を与えることで沈静化する。ほら、耳を澄まして。鞭が皮膚を裂く音が聞こえてくるでしょう。居なくなったりしない。忘れもしない。情死の夢。