情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2018年11月11日

 昨日の朝、美容室に行き、髪の毛を染めた。暗いアッシュにしてもらった。一番好きな色になった。ちょっと料金高いけど、毎回可愛くしてもらえるので嬉しい。思っていたよりも早く終ったので、とりあえず大宮駅西口前の広場のベンチで腰かけてこの後の予定を考えようと思い座ると、昨晩の雨のせいで濡れていておしりが一面びちゃびちゃになってしまった。近くに座っている人がいたから大丈夫だと思ったのに。その場に立ってツイッターで「お漏らししたひとになったwwww」と呟いていると、親子がやってきて母親が子どもに「こら!そこは濡れてるから座っちゃだめ!」と注意していたのが聞こえた。私にも言ってほしかった。電車に乗るのも飲食店に入るのも不可能になってしまったので、バッグでおしりを隠しつつルミネに入り、好きなブランドの店で事情を説明し、代わりのスカートを購入した。「おしり濡らしちゃったんです。今日の服装に合うスカート探してもらえますか?」という他力本願の私の言葉に、店員さんは親切にスカートを数着用意してくれた。プロはすごい。グレーチェックのスカートを購入。眼鏡が欲しくなったので、適当な店で伊達眼鏡を購入した。電車に乗って池袋に移動。眼鏡、お店で見たときは可愛いと思ったけれど、電車の窓に移る私はそれほど可愛くなかった。でも、とりあえず可愛いと自分を錯覚させる。パルコの靴下屋さんでチャコールグレーのタイツを購入。さっそく履き換えた。可愛い。でもお金を使い過ぎだ。今日は給料日だけども。待ち合わせした人と会って、ランチを食べた。フレンチ、真鯛ポワレ。こってりしてておいしかった。パフェも頂いた。その後は喫茶店に移動してボードゲームをした。彼は、負けが確定すると「はい、なし!おしまい!こんなのはダメ!」と盤上をぐちゃぐちゃにするので大人げないと思った。紳士じゃないね。でも面白かったよ。早起きだったからだいぶ眠かった。その後、毎年恒例のオフ会に参加した。何度か参加させて頂いているので、見知った顔もいるが、いろんな大人と話をした。途中、なんでここにいるのかわからなくなってしまった。よくない。会いたい人と会えたのでよかった。あとで個人的に連絡して、遊びに連れて行ってもらおうと思う。帰りの電車は土曜日だからか、やや混んでいた。体調が悪くなって、その場で座りこんじゃいそうだったけど、扉の前で胡坐をかいてスマフォをいじっているお兄ちゃんと同じにされたくなかったので耐えた。池袋って個性強い人多いよね。なんだか大変な一日だった。出来事を羅列するためにブログを更新したかったわけじゃないのに、書きたいことがあったのに、上手に書けなかった。今から書く。今回のオフ会で私は退屈に感じてしまった。楽しく話せなかった。私には話すべきことがなく、人の話は私の劣等感を刺戟するばかりで、つらかった。私の中に話すべきことがないというのは、問題だ。生き生きと好きなことや仕事、プライベートについて話をする皆さんの様子を見て、私は薄い人間なんだろうなとか思った。何も考えてない。何も語るものを持っていない。私は彼等と同じところに行きたい。もっとちゃんと自分の中の言葉を積み重ねて貯えていきたいと思った。成長していかなくてはいけない。私は悔しかった。家に帰って、私が髪の毛を切ってきたことを父親に話すと「え?どこが変わったの?(笑)」と言ってきたので、私はいつも通りニコニコ笑って「変わったよ」と答えた。最近は、身の回りの人や物にお気に入りが増えた。お気に入りの髪型もお靴も音楽も、父親には否定されてしまう。多分、人もね(苦笑)それでも、自分の周りのお気に入りに触れると幸福な気持ちになる。お気に入りを増やしていきたい。精神的に落ちてきたので久しぶりに『重力と恩寵』を眺めた。何言ってるか分からないところもあるし、気に入ったところだけ掬い取る不真面目な読み方をしているけれど、すごく身体に浸透していく感覚があって、知らぬ間に内面化していた言葉を発見して、私はここに戻ってくるのだと思った。私は愚かだから簡単に惑わされてしまう。間違ってしまう。ちゃんと戻ってくるための錨を下ろしておこうと思う。