情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2018年4月16日

 今日はお友達とインドカレーを食べた後に『リメンバー・ミー』を見ました。『リメンバー・ミー』は家族愛がメインだけど、それを意識すると胸やけするので可哀想な男(へクター)のことを思うと楽しんで観られます。あそこの世界は恐ろしいよ。死んだ人々は「死者の世界」に行きます。「死者の世界」では骨の姿で毎日楽しく暮らすけど、「生者の世界」で誰も自分のことを覚えてくれる人がいなくなると「死者の世界」からも消え去る。それは2度目の死と呼ばれる。1度目の死は嫌になったら自殺という形で自分で終わりを決められるけど、2度目の死は自分で最期のタイミングを選べない。消えたくなったらどうするのだろう。逃げ場のない、地獄だ。どうやら「死者の世界」でも労働や社会は存在しているようだし、嫌だなあ。死んだ後の世界は存在しないから、今日を思い切り楽しもうね。

 友だちの車でドライブをした。車の中で音楽を流して聴いた。クリープハイプ相対性理論椎名林檎を聴いて懐かしいねとかこの歌詞やばいねとか言って笑う。クリープハイプ、私はあまり知らなくて今日おすすめされたのが「イノチミジカシコイセヨオトメ」「エロ」。選曲が……。せっかくなので今度アルバム借りてくるね。なんだかね、懐かしい気持ちになるクリープハイプ。私が片思いしてた女の子が「ラブホテル」をカラオケで歌ったんだ。恋愛嫌いでいつまでも少年みたいな女の子が歌ってたんだよ。中学生のときに男子に告白されて場の流れで付き合わなくちゃいけなくて「あの人と一緒に帰りたくない。だんごと帰りたい。それができないなら早退してもいい?」と私の腕を摑んで悲しんでたあの子が!(あの子をべたべたに甘やかすのが大好きだった。あの頃から私は都合のいいポジションにいたのだ。)曲が好きで歌詞とか気にしないタイプなのかもしれないけどね。懐かしいなあ。あと、なんだろうね。18、19歳の頃に抱いていた感情に近いものが曲にあって、当時の性の劣等感とか自分のどうしようもなさとか思い出した。ああいうのはもう今の私には無いなあ。上手に言えないね。誰でもいいから寝たいって思いは今でもあるけど、必死さが決定的に欠けている。出会い系アプリに登録すれば誰でも援助交際ができる時代に、それをやらないことを選べる私はまあまあ恵まれているのだと思う。お金も快楽も本当は欲しくないくせに、それらで目を覆って満たされた振りした女性を見ると悲しい気持ちになる。私にはなにもできないのだが。えらそうだからやめよう。

 まあ、しかし、男は好きだな。セックスしたい。(だんごちゃん最近そればっかでつまらないからやめなー!)