情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2017年12月25日

 アルバイトの契約するとき、何時から何時まで働けるのか、何曜日に勤務できるのか、用紙に適当に書いて提出したときの気持ち悪さがねっとりへばりついている。私の時間を自由に使えるのは私だけのはずなのに、A4の紙で簡単にそれを他人に渡してしまった。あくまで自分が渡したのだから、私が自由に使ったことの結果であることには違いないのだけど、嫌な気持ち。責任とか嫌いだな。

 クリスマスプレゼントがほしいのです。大きくて形があって柔らかくてすべすべしただいだい色の天使のラッパのような爽やかで軽くて強いもの。ほんとの気持ち、どこにもないよ。大掃除のついでに探しておいてね。ずっと待っています。記憶が遡る前に、あなたは全力で逃げてください。私が未来に思いをはせる前に、あなたは全力で飛んでください。我々がどこにも行けなくなる前に、乾季のサバンナを目指してください。いついかなるときも、永遠に訪れる。ほんとの気持ち、ずっと忘れてた気持ち、誰にもまねできない気持ち。電話は出ないからメールにしてください。いつでも待っています。

 お布団で丸くなっているときが一番私らしい。だんごむしなのでじめじめした暗くて狭い場所を探しています。あなたの隣はどうですか。あまり日当たりが強いと怖いから、丸くなって体を守ってても怒らないでね。一緒に丸くなりましょう。ころころ転がりましょう。小学生の手のひらに乗せられて、地面に投げつけられ、踏みつぶされ、一緒に死ぬのも楽しいですよ。だんごむしのメソッド。