情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2017年11月8日

 しゅるしゅるしゅる~って風船から空気が抜けていったよ。胸の辺り、空気が行ったり来たりするところが狭まって酸欠だ。誰が圧迫してくるの。春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来る。また春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来る。農耕民族か?米を育ててるんだな?出荷していくほろ苦さと恋愛の残滓を握り締めて、また新たな――同じ――季節を愛でるのね。早退してもいいですか。
 言いたいこと全部言っちゃいたい。秘密を抱えていたい。誰でも刺せば血が出るって信じられる?最近は生活の密度が高くかなり健康的だ。お陰さまでバランスを崩し始めている。まずはじめに現れるのは朝目を覚ましたとき。次に現れるのは授業中に集中が切れたとき。君がゆっくりと姿を見せて、私の耳から礼儀正しく侵蝕する。熱。臓器の下降。見慣れた膨張。一瞬で駆け上り、コラージュして遊ぶ。収束点はいつも同じで芸が無いなあと思う。
 「学校と言う箱に閉じ込められて不自由な学生の姿を椅子に縛りつけることで表現しました」アートとエロスの交差点を通り過ぎて本質に近付こう2017.喉まで出かかった言葉が涙になって今年も満開の粒を咲かせています。すぐ散りますので、お急ぎください。6歳児の叫びが聞こえてたらおしまいです。にっこりしてたら誰にも触られないけど喜ばれるし、きっと私が私で居られる場所がどんどん無くなってしまう。あまり求めていない。育てようとも思わない。公衆電話が町から消えていくように私も消えていかないとね。一番可愛い顔は君には見せたくない。カマキリが道路の真ん中で立ち止まっていた。翌日、そのカマキリは全く同じ場所で薄くなっていた。×××××したい。お願い。甘えている。どうしようもない。
 誰の主観にもなれない。誰も私の主観を知らない。永遠に交わらない。相互理解を求める方が馬鹿。相手に手が届かない無力感は身の程知らずを露呈する。自分がとても空白に思える。何かが詰まっていたと思い込んでいたお菓子の缶を縦に振ったらビー玉がガンガンと音を立てた。何を勘違いしていたのか、何処かへ落としてきたのか。だって、受け入れることが愛だと思ってた。肯定できないながらも何かを信じてたのに、海に大量の清涼飲料水が流されて汚濁してしまった。残されたのは柔らかな諦観。燃え滓が、いつかまた大きな炎に成れると夢見ていると知りながらごめんねと無視をする。敵意が消えたということは、一つの思想が死んだということ。良いことだとは思う。