情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2017年10月25日

眠る前の覚書

 

書きたいことと読みたいことがたくさんあるのに毎日気付くと眠る時間。眠ったら忘れてしまう些少なものの保存状態を良好にする時間が生活には必要だ。私の頭は小さ過ぎる。忘却を拒否したい瞬間に出逢える日々。幸せだ。私もあなたも忘れても私の日記帳は覚えている。どちらの手で傘を持ち、はじめに何を注文して、何度「つらい」と発言したのか。どんな味の身振りと、何色の表情をして、言葉からどんな薫りがしたのか。全部忘れたくない。この執着もいつか手放せるのでしょうか。全てを失ったときに私は笑うのでしょうか。剥奪を望む心はまだ眠らせて今は生きよう。夜に眠るのも生命活動のうち。おやすみなさい。