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情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2016年6月15日

今晩は。6月も気づけば半分が過ぎてしまいました。

私は何をしていたかと申しますと、熱情のままに、足元がふら付くのも構わず、昼も夜も踊り狂っていました。そして、倒れました。

でもすっかり元気を取り戻して、またいつでも踊れるぞ、と言ったところです。

それが良いことか悪いことは、今の私には判断できません。

ただ、とても幸せです。

 

私は『東京タラレバ娘』という東村アキコさんの漫画を集めています。

現在5巻まで出ています。

東京に住む33歳独身の女性3人の上手くいかない恋愛模様について描かれています。

バンドマンのセフレだったり、不倫だったり、おひとりさまだったり、

将来の私もこうなるのだろうなあと、心を抉られる。

ま、でもこの人たち、結婚にこだわり過ぎなのよね。

結婚願望なんてなきゃ、好きな人と楽しくセックスできてハッピーじゃないか。

結婚したから勝ち組、独身だから負け組ってことは無い。

自分が自分の今の状況に満足するかしないかだ。

 

結婚。

結婚すると、男女は夫婦になるのです。

 

昨日、重松清さんの『愛妻日記』を読みました。

家族やいじめなど、道徳的な内容の本を書く人、というイメージが強い重松清さんですが、この作品は違います。

教室の学級文庫に並べたら親からクレームが入るでしょう。

これは夫婦のセックス、変態プレイについて描かれた官能小説です。

短編集になっていて、どれもアブノーマルです。

変態行為に理解が無い人が読んだら「気持ち悪い」と言うだろうな。

私は彼等の行為はとても美しく思えました。そこに愛があるからです。

愛おしい妻を汚したい、犯したい、、、

愛の伝え方は歪んでいるけれど、思いは真っ直ぐです。

素敵だと思いませんか?

 

現実の夫婦が、このような愛に溢れた繋がりを持っていると私はあまり思えません。

夫婦はセックスの上で成り立ってる、という事実を描いた作品

とはいえやっぱりフィクションなんだと思います。

みんな、夫婦の間にはもはやセックスなんて存在せず、余所の人間とベッドを共にしているのよ。

人間なんてそんなものだ。期待なんて端からしていない。

 

昨晩、私はこの本を読んで泣いてしまったのでした。

お話に出てくる夫婦のお互いを愛し合っている姿がとても妬ましかった。

私は将来誰ともこのような婚姻関係を築くことができないだろう。

私は誰かの一番になれず、なろうともせず、惨めに過ごすのだ。

そういう予感がしている、そして、それが落ち着くのだとも思う。

 

一晩だけの情死を繰り返して、

幻想を現実だと思い込んで、

甘い思い出を胸いっぱいに抱え込んで、

 

ひとりで生きていく。