情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2016年3月21日

「きみは裸で四つん這いになって生活するんだ。常に首輪と足枷がついているから、部屋の外には出られないよ。僕があげるご飯しか食べちゃダメだし、トイレも僕が見てるところでするんだ。おでこに烙印を押してあげる。誰から見ても僕のものだってわかるようにね。そして何より大事なことは、常に僕を迎え入れる用意をすることだ。いつでも、股を濡らしていなさい。」

「…無職じゃん、お金どうするの?」

「妄想だよ」

 

模擬的な死を何度も味わっているだんごちゃんは快楽死のリピーター

 

ドーピングを合法にして、人間は科学の力でここまで驚異的な力を発揮することができますよというびっくり人間大会にすれば良いのでは。選手名の横に、私が彼の体を改造しましたと医者の名前も書くの。私が楽しい。びっくり人間大会の為に医者に身体を弄らせて30歳で死ぬ選手。何人もの選手の寿命を奪っていく医者の絶望!自分の手で一瞬だけでも強い人間を作り上げられる神に似た幸福!

 

隣の席に座っていた男が、左薬指からシュルシュルと解けていき、最後には細長い紙屑の山が出来上がっていた。

 

男の前に、私の全てを捧げますと言う女が現れた。男は、予てから気になっていたことをその女で試そうと考えた。女の歯を全て抜いたのだ。歯が無いというのは、存外気持ち悪いもんだなと言って、男は女に一切触れず、女を売った。その後、女は首を吊ったらしい。

私は化け猫ですという女が現れた。男の想像した姿に自由に化けることが出来るらしい。1週間、男は女を醜悪な容姿に化けさせ続けた。女は最後に涙を流し、美しい姿に化けさせてと懇願した。男は、女の皮を剥いで食べた。

 

今日面白い体験をした。自分が固定カメラになって、役者(バイト先の人々)が演技をして画面から出ていき、また他の役者が画面に入って演技をし、という映画の長いワンシーンを観ているような気分になった。役者の会話や立ち位置、タイミングが台本があるかのように完璧だった。

 

貴方は神様ですか?神様は此方にいらっしゃると伺ったのですが、貴方がそうですか?私は、だんごです。神様の為に今日から生きようと思います。まず手始めに、神様のお背中を洗わせて頂いても宜しいでしょうか。

 

微笑みながら頬を撫でると、貴方は安らかな表情をするから、とても憎たらしく思ったのだ。私は貴方の頸に手を掛けて力を入れたのに、貴方は目を閉じてされるがままだった。あの時に殺してしまえばよかった。

 

箸より重いものを持ったことが無いような細い指先に紅色エナメルを飾る。満足げな表情をよそに、私は強く腕を掴み、その爪を剥がす。1本、また1本と紅色エナメルの爪が落ちて、血色で染まる。

 

ああ、あなた。どうか私の内臓を触り引き裂いて下さい。あなたの指が私の体腔を探り押し広げる痛みこそが恩寵です。思うさま私を壊してください。内臓と同じように私の脳髄を抉り撫で回すあなたの指。私の身体中に刃物を突き立ててどくどくと体液が溢れるその穴に拳をねじ入れて私の中を掻き回してください。そうしたら、私は身体の中でも外でもあなただけを感じることができるでしょう。そして私はしゃくり上げながら血の泡を吹き、よろこびに打ち震えながら死ぬのです。《二階堂奥歯

 

私には「ご主人様」が必要なんです。
「お前は私のために生き、私のために死ね」=「お前の存在の根拠は私だ」=「お前は存在していていい、むしろ、存在しなくてはならない。私がそれを望むがゆえに。そして、お前の死もまた、根拠がある」と言ってくれる人が。《二階堂奥歯

 

 

胸と胸の間からへそまで続くファスナーが付いていて、いつもは閉じているのだけど、時折開いてこれがこの赤黒いモノが私ですと見せたくなる。破滅願望はいつもこちらの様子を伺って、タイミングよく、のこのこと姿を表す。

 

そう、昔から抱いてる欲望なのだけど、普段は温厚で笑顔が絶えない女性を殴るなり怒鳴るなりして酷く怒らせて、普段の彼女からは想像つかないほど冷たく軽蔑した視線を貰いたいっていうやつ...これってなんですか......

 

私は此処に存在してるってちゃんと触って確かめてくれなきゃ分かんない!私を見て!触って!知って!抉って!殺して!

 

だるい

 

ちょっとむずかしい