2015年12月21日 その2
「わたし、かなしいの。」
みっちゃんは泣ながらそう言いました。
「どうしたんだい。僕が居るだろう。」
僕はみっちゃんを優しく抱き寄せました。
「あなたが悪いのよ。」
僕はみっちゃんの髪を撫で、頬にキスをしました。
それでもみっちゃんは泣くのを止めません。
何か悪いことをしたのだろうか、僕は考えました。
しかし、みっちゃんの薫りが僕の肉欲を煽ります。
「ねえ、抱いてもいいかい?」
みっちゃんの乳房に手を伸ばしました。
「どうしていつもそうなの?嗚呼、どうしようもない人!」
みっちゃんはずっと泣いていました。
僕にはその理由が分からないのです。
ただ、僕の身体がみっちゃんを求めていることだけが真実だと思いました。
みっちゃんはずっと泣いていました。
みっちゃんの泣き声に、喘ぐ声が混じり始めたころには、僕はみっちゃんの涙を忘れてしまいました。
「みっちゃん!愛しているよみっちゃん!」
僕はひたすらみっちゃんに腰を打ち付けました。
みっちゃんの中はいつだって気持ち良いのです。
そうして、僕は果てました。そして眠りました。
おわり。