情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2015年12月21日

10時起床。わかめスープとヨーグルトを食べる。低気圧の影響か、倦怠感と耳鳴り。本を開くも、全く文字が頭に入って来ない。結局横になって午前中を過ごす。時折ツイッターを開く。1時間程寝た。天気による体調不良は酔い止め薬が効く、とインターネットに書かれていたので1錠飲む。12時過ぎに母からメールが来て、それで起きる。内容は、知人に同窓会についての連絡が入ってないので、だんごは何か知っている?とのこと。Lineで同窓会グループを作り、話を進めていたため、lineをやっていない知人には連絡が届いていなかったのだ。私は、フェイスブックメッセンジャーを使い、知人へ同窓会の詳細について連絡。その後、ゴミ出しをする。そして、お煎餅とカフェオレで空腹を誤魔化し、再び猫と一緒に横になって寝る。2時間経って起床し、今に至る。良く寝たため今は頭が冴えている。先週はとても調子が良かったので、今日のような堕落的な生活は久々である。少々罪悪感があるが、こういう日もあるということで。

 

昨日は、友人と拉麺を食べに行った。今年の夏過ぎてから、消化器官が弱ってしまい、食後に吐き気に見舞われることが多い。それを抑えるための漢方薬を毎日服用しているのだが、今回は薬の効果空しく、胃がもたれてしまった。次はどこそこの拉麺を食べに行こうねと言われたのだが、ちょっともう拉麺はきついかもしれないなと思った。拉麺を食べながら友人の話を聞いた。深夜の六本木は怖いらしい。この友人にちょくちょく夜遊びに誘われるのだが、拉麺にすら勝てない私の消化器官は、お酒にも勿論負ける。お酒が飲める人は、酔っぱらうと記憶が飛ぶと言う。私は、ほろ酔い気分は楽しいのだが、それを超えると気分が悪くなるか動悸がしてきて最終的には吐いてしまう。さらに問題点として、トイレが近くなる。誰だってお酒を飲めばトイレが近くなるでしょうと思うかもしれないが、私のはそんな比ではない!ひどいときは15分に1回ペースで尿意を感じてしまうのだ!日常生活の中でも、私って人よりトイレ行く回数多いなと実感する。頻尿かしらと悩むも、病院に行くほど特別困ったこともないので、人よりトイレの回数が多いという個性を持っているだけなのだ。そんな個性いらんわ。そんなわけで、お酒を飲むのも別段楽しいわけじゃない。ちょっと損した気分。と、いうかもしかしてブログでトイレが近いって以前も話題にしたような?汗 アハハ…。

 

年末なので、テレビ番組は特番だらけ。普段楽しんで観ている番組が放映されておらず、あまり興味の持てない特番がやっている。だから私はHDDに録画されてある『プラダを着た悪魔』を観た。もうこれを何度も観ている。CMがちょくちょくあるし、おそらく編集されてカットされている部分もあるので、DVDで見た方が良いのだろう。しかし我が家のDVDプレイヤーがぶっ壊れてしまっているので仕方ない。初めて観たのはいつだっただろうか?何度観ても面白い。登場するブランドの素晴らしさを以前よりもよく分かるようになったため、ちょっとした衣装にも惚れ惚れしてしまう。物語が分かり易く簡潔で良い。ファッション業界に興味のないが、将来ジャーナリストとして活躍するために渋々働く地味なアンドレアと、鬼の敏腕編集長ミランダ。アンドレアはミランダの無理難題を懸命にクリアしていくも、ひとつのミスで強く責められる。そしてそこでもっと努力しなければならないと気づき、自らが雑誌に掲載されるようなきらびやかなファッション、プラダに腕を通す。アンドレアがプラダを着て颯爽とオフィスに登場するシーンが最高だ。その日から、素敵なコーディネートのアンドレが映し出される。どこでそのお洋服手に入れたのかしら?毎朝ナイジェルに衣装を借りているのかしら?などと余計なことを考えてしまう笑。鉄仮面のような顔のミランダが、身なりを整えたアンドレアを見て、あらいいじゃない?とでも言うような少し驚くのが表情に出る。良い演技だわん。なんか書くの面倒臭くなっちゃった説明が絶対足りないけど堪忍w 最後にミランダがナイジェルにひどいことをするの。アンドレアは私にはそんなことできないわと言うのだけど、ミランダはアンドレアに、あなたはもうエミリーにやっているじゃない、と言うのだ。この、ミランダ→ナイジェルとアンドレア→エミリーの構造が分かり易くて良い。エミリーは交通事故で仕方なく…という理由がついているが、結局のところアンドレアがエミリーを蹴落としてパリ行きを決めたのだ。車から出ていき、報道陣に囲まれるミランダがまぶしい。彼女はこうして勝ち上がってきたのだというのがよくわかる。女の子からのあこがれの的であるために。エミリーはそれに賛同せず、退社する。以前のように地味な服装で、ジャーナリストとして一から出直すことに決めた。ミランダの生き方もアンドレアの生き方も否定せず、格好良く描かれている。アンドレアの良いところは、「ミランダが厳しい、本当はファッション業界に興味ない、やめたい」で辞めずにとことん本物を突き詰めてから、あっさり辞めたところにあると思う。しっかりその業界やミランダのことを知った上で、私は彼らに賛同しないと気持ちを表した。なかなかできないよなあ。プラダを着た悪魔、というのはもちろんミランダのことでもあるが、本物を突き詰めていく過程でのアンドレアこそがプラダに魂を売った悪魔である。ミランダがアンドレアにあなたは私と似ているわ、と言ったのもそういうことであろう。最後にアンドレアがプラダを脱ぎ捨てて今までのスタイルに戻るのも、生き方を貫く故で理由がある。ファッションの重要性が巧妙に描かれている。エミリーの生き方もナイジェルの生き方も、少ない台詞の中で分かり易く提示されるのも、良い。自分の生き方を考えるきっかけを与えてくれるような素敵な作品だと思います。あと単純に、とにかく分かり易くて明るい映画だから何度見ても楽しいのよね。もう10年前の映画になるらしいな。時間の流れとは…。

 

それでは。