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情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2015年7月7日

元彼が私の部屋に来た。部屋に残る荷物を持ち帰るためである。私たちは予めこの日を最後の日と決めていた。彼は家に入り、荷物を置いて恐る恐る私の横に座った。私の手を握り、瞳を見て、キスをし、セックスをした。胸を強く揉みしだかれ髪の毛を掴まれ首を絞められ、されるがままに彼に身を委ねた。 最中に彼は私のことを好きだと言った。僕のこと嫌い?こんなに君のことが好きなのに?と言っていた。私はただ喘ぐことしかできなかった。前日までは会いたくない、抱かれたくないと思っていたが、会ってみたらあっさり今までのように会話ができた。まだ私は彼に好意を抱いていたのだろうか?しかし、彼とこれ以上一緒に居たら私は精神が壊れるだろう。彼とは今後一切関わらないと決めたのだ。セックスし終えて十分休憩し、彼は荷物を持って帰った。この間たった2時間であった。彼は私にありがとうと何度も言った。私は彼に何も伝えなかった。彼の荷物が無くなった部屋はとても広く感じる。私は彼の代わりを探すだろうな。空虚感を埋めてくれる人を求めるだろうな。私はどうしたら強くなれるだろうか。ひとりで生きていける人間でありたいのに。彼の最後の眼と彼と過ごした半年間を思い出しながら頭痛に飲み込まれて眠った。