情死

Would you cry if I died Would you remember my face?

2015年9月5日

白くて細い病弱な女の子に嫉妬していた。骨太で健康体、肌は小麦色に焼け、鼻水啜りつつも熱は殆ど出ない田舎娘だった。遊び道具はザリガニと自転車とボール。本は青い鳥文庫となかよしを好んで読んでいた。よく遊んでいたお姉さんは、私よりも大きな家に住んでいた。ピンクのモコモコカーペットと髪の毛の色が金色の着せ替え人形とそのお城がある部屋で絵を描いて過ごした。お姉さんの真似をして、100均でメイク道具やネイルを買ったし、お姉さんの部屋にある書籍と同じものを私も揃えた。彼女にはちっとも近付けなかった。中学受験がしたかった。親には相談できず、地元の中学校へ行った。胸の圧迫感やお腹に空気が溜まっている感覚を経て、吐き気を催し、吐いた。悲しい気持ちになり、泣いてしまった。母親に体調不良を訴えようとするも、結局声をかけられなかった。二階堂奥歯になりたい。自律神経が壊れるところは似なくていいのよ。明日は元気に過ごせますように。眠りにつけますように。不安に押し潰されないように。特に交友が深い友人らに9月からの私の事情をLINEで説明するも、スタンプで反応されて終わった。誰も私には興味無いのだ。知ってた。まだ体の不調を感じて気持ちが悪い。寝たい。